歯は「エナメル質」、「象牙質」(ぞうげしつ)、「セメント質」、「歯髄」(しずい)という組織でできています。
「歯冠部」(口を開けた時に見える部分)の表面は硬い「エナメル質」でできています。
「歯根部」(歯の根っこなので目にはみえません)の表面は「セメント質」で覆われています。
「エナメル質」の下にあるのが「象牙質」です。これが歯の主体となっています。
さらに、「象牙質」の下には「歯髄」と呼ばれる血管と神経が通っている組織があります。
「歯髄」は感覚器の働きがありますので、この部分までむし歯が進行すると強い痛みが出ることがあります。
歯周病という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
まず「歯周」とは、歯の組織のセメント質、歯根膜、歯槽骨、歯肉のことで、これらをまとめて「歯周組織」(ししゅうそしき)と言います。
「歯周病」とは、歯と歯周組織についてしまったプラークと呼ばれる「歯垢」(しこう)の中にあるさまざま菌の影響によって起こります。
歯周病には痛みはほとんどありませんので、気付かぬうちに徐々に進行し、歯がグラグラになってしまうという恐ろしい病気です。